看護師の副主任になって

看護師の副主任になって

現在ある総合病院で看護師をしています。この4月から管理職である病棟の副主任になりました。

看護副主任になったものの何をして良いか分からず焦る日々

副主任の役割には、他のナースとともに看護業務を行う(ただ漫然とこなすだけではなく、モデルとなるような看護を実践していかなくてはなりません)とともに、看護主任、看護部長をサポートすることです。

最初は責任が重そうでお断りしようかと思ったのですが、他に適任者がいない、あなたが最適だと思う、と非常に高く評価してくれたことに背中を押されて引き受けました。

副主任となっても、業務内容は特に変わらず一スタッフとして三交代勤務をしています。ですが、副主任となったからには、副主任としての責任・役割も求められます。この話をお受けした時は、

  • 他の管理職と比較しても最もスタッフや患者に近い存在なのだから、看護業務のことや、スタッフの個人的な悩みなど、素早く&さりげなく気付いてあげて対応してあげれるようにしよう!
  • 看護部長や看護主任と連携してしっかり補佐としての役割を果たそう!

など、色々考えました。でも実際は、あまり他のスタッフと変わらない立場のような・・副主任になる前と後で何1つ違っていません。そのことに関してかなり悩みました。

三交代なので常に日勤にいるとも限らず、患者さんや一般看護師達全てを把握することはできていません。看護学生の実習や指導もほとんど看護主任が行ってくれて、あまり私のすることはありませんでした。

幸い、看護部長も看護主任も優しい良い方で、仕事を任せてくれたり、重要事項を相談してくれたりしますが、でもそれは私がいてもいなくても差し支えない、私でなくてもできるような・・。一体、私は何のためにここにいるのかが分からず、1-2万円程度ですが基本給に加えて手当ももらっているのが申し訳ない気持ちでいました。

副主任という役割に囚われず自分に出来ることをしようと決意

その話を当直のふっと空いた時間に看護主任にポロリと話した所、「私もそうだった!」と、言われました。看護主任は、別の病棟で4年前に副主任になったそうなのですが、突然管理職に任命されても、何をして良いやらサッパリ分からず、昨日までの自分と同じようなことをしている自分に葛藤していたそうです。

でも副主任という地位を任されたということは、自分のスキルが認められ必要とされたからだ、(慢心ではなく)自信を持っていいんだ、と自分に言い聞かせ、さらに知識や能力の向上のために努力したそうです。

たから焦ることも偉ぶることもなく、前よりも少しだけアンテナを張り巡らせつつ看護業務をこなしていくだけで大丈夫、管理職としての安定感や器は時間をかけて地道に出来る範囲のことを頑張っているうちに自然と身に付いてくる、と言われました。

あなたは、とても話しやすい雰囲気があるから悩みを打ち明けやすいし、みんなの潤滑油のような存在だから・・と、嬉しい言葉も頂きました。このことで悩みが吹っ切れて、今は管理職の名前に囚われることなく、自分ができることをしっかりとこなしていこうと思っています。


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